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Boys, be ambitious!
少年よ、大志を抱け!

明治時代に、日本が欧米に追いつけと近代化を推し進める一環で、アメリカから招聘されて札幌農学校(いまの北海道大学)開校に貢献したウィリアム・スミス・クラーク博士が、1877年4月18日に帰国する際に日本の若い人たちに向けて送った言葉です。(クラーク博士の帰国は、同年の5月だという説もあるようです。)
もしかしたら、みなさんもご存じだと思います。でも、大志ってなんだろう?大志ってどうやったら抱けるんだろう?
みなさんの中には、進級や進学をきっかけに、これまでうまくいかなかったことをもう一度頑張ってみよう、3月まで学校へ行けなかったけど学校へ行き始めた人もいるかもしれませんね。
いままでうまくいかなかったとしても、それを否定する必要はぜんぜんありません。そして前を向こうよ!私は、「いままでうまくいかなかったけど、もう一度頑張ってみよう」の中に大志のタネが潜んでいるいるんじゃないかと思います。
もうすでに、「頑張り始めたけどやっぱりダメだった」という人もいるかもしれませんね。それでもOK!失敗しない人なんていません。お父さん、お母さんだって何度も失敗しているはずです。でも、諦めなかったにちがいありません。失敗したら受け止めて→ちょっと休憩して→前を向いて→もう一回挑戦する。この繰り返しで🙆‍♂️
失敗と再挑戦を繰り返すうちに、大志のタネが芽吹いて、そのうちに大きな樹に成長していくのです。失敗を楽しめるようになったらしめたものです。
昨年の東京2020オリンピックのソフトボールで宿敵アメリカを破って優勝した日本チームのエースピッチャー上野由岐子投手は「諦めなければ夢がかなうことをたくさんの方に伝えられた」と語りました。ソフトボール日本チームは、2008年の北京オリンピックで、今回と同じアメリカと、同じエース同士の上野とオスターマンが投げ合っていずれも上野が勝利しました。この間、ソフトボールがオリンピック競技から抹消されたことなどもあり上野自身も挫折しかかりましたが、それを乗り越えて大志を掴み取りました。

みなさん、失敗を恐れずにたくさん挑戦しましょう。そして大志を育てましょう!

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