五月晴れの空の下で

新学期が始まってひと月が経ちました。
お子さんはお元気ですか。

新学年を「頑張ろう!」と意気込んでスタートしたのに、頑張りが続かなくなってしまった人もいるかもしれません。なぜ、うまくいかなくなってしまったんだろう。どうしたら良いんだろう。

新しい担任の先生やクラスのお友だちにに馴染めなかったり、戸惑ったり。一所懸命頑張ってきたけれど、息切れしてしまったり。とても嫌な出来事に出会ってしまった人もいるかもしれません。今年は、昨年からの新型コロナウイルス感染症のまん延が続き生活が不規則になりがち。学校へ行けなくなってしまったお子さんもいるかもしれませんね。

私は、頑張らなかった人はいないと信じています。みんな頑張ったんです。でも、うまくいくことばかりではありません。

そんなときは、お子さんご自身もお父さんお母さんも、ちょっと立ち止まって深呼吸してみると良いかもしれません。お父さん、お母さんには、お子さんのありのままの姿を受け入れてあげられると良いなと思います。お子さんがどんなことを体験したのか、お子さんの立場になって想像してみてください。そのためには、お父さん、お母さんのお考え、思いは横に置いて、お子さんが語る言葉に耳を傾けてください。お子さんの言葉には、お子さんにとっての真実があります。

私は、お子さんの力を信じてサポートしてあげたい、そのように願いながら日々の診療にあたっています。

お子さんも、お父さんお母さんも、五月晴れの空を泳ぐ鯉のぼりのように健やかに日々をお過ごしください。

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