母の日に
もうすぐ母の日ですね。大正生まれの私の母は亡くなっているのですが、私が思春期に入るころ、母は還暦ぐらいでしょうか、「私だけが女中や!」(関西人です。)と時々つまらなそうに悲しそうに言っておりました。「そうか、女中なのか、母は。」あまりに不幸そうに言うので女中にはなってはいけないと、せっせと学業と仕事と頑張りました。が、結婚していざ自分の子供を持った時にあれれっとなりました。大好きで尊敬もする母ですが、女中はないよね~それはないよね~身の回りに本当の女中ってのはいない環境でしたが、母が唯一の自称女中でした。
子育てをする中で子供が安心できる安全な環境を整えたいと思うわけですが、それは昨今簡単ではないです。お仕事をしているお母さんもいるし、忙しいし、社会の変化は激しくて、いろんな情報が入ってくる。そんななかで安心できる、安全な環境を守るってそれだけで大変なことだと思います。へとへとになりませんか。
「安全」、「安心」の「安」の字の成り立ちは、ウ冠は家、家の中で女性がくつろいでいる様子から、「やすらか」という意味を表すようになったという説があります。時代は変化して、必ずしも女性が家の中でくつろいでいられる訳ではないかもしれません。それでも、それだからこそ、がんばっているお母さんたちに、私は本当にお疲れさまとお伝えしたいです。「安心」「安全」を維持していることでほめられることが少ないかもしれません。
問題が起きて怒られるけど、普段は目立たない、社内IT部隊みたい。あって当たり前ではないですよ~
お母さま方には、ほめられるのを待たずに、ご自分で、ねぎらっていただきたいと思います。
やまびこ村では4月28日にカーネーションアレンジ作りをします。自分に素敵な花をおくりませんか?
心の中で私は母にお花を送ります。「女中じゃないし、、、」
~やまびこ村 村長~