検査のご紹介①:「感覚プロファイル」
代官山やまびこクリニックで行っている検査のひとつをご紹介します。
「どうしてうちの子は、こんなにイライラしているの?」「態度が悪い!」
「何度言っても、わからない!」「言うことを聞かない!」
日々、子育てに奮闘するお母様方から、このような切実なお悩みを伺うことがよくあります。
実は、その「困った行動」の裏側には、お子さんが言葉にできない「感覚からのSOS」が隠れているかもしれません。
私たちはつい、「自分がこう感じるのだから、子どもも同じはず」と思いがちです。
しかし、感覚は、個人によって、たとえ親子であっても驚くほど違いますし、他者の感覚を知ることや、自分の感覚を知ることも簡単ではありません。
• お母さんには心地よい音楽が、お子さんには工事現場の騒音に聞こえている
• お父さんには気にならない服の感触が、お子さんには剣山で刺されるような痛みである
そんなことが現実に起こり得ます。
お子さん自身も「自分が人と違う」ことに気づかず、ただただ「この世界はなんて苦しい場所なんだろう」と耐え続けている。その限界が、「不登校」や「爆発するような怒り」として現れることもあります。
「感覚の地図」を読み解くために
当院では、お子さんがどんなフィルターを通して世界を体験しているのかを紐解くために、**「感覚プロファイル(SP)」**という検査を取り入れています。
この検査では、いわゆる五感を含むいろいろな感覚に関して、お子さんが、敏感なのか、刺激を避けようとするのか、鈍感なのか、その刺激を求めるのかなどの傾向を調べます。実際のお子さんは、これらが複雑に混ざり合い、実生活での暮らしにくさにつながっています。
検査結果を活用するうえで、大切なのは、「この子の場合はどんなサポートが必要なの?」という具体的な答えです。
• 勉強はできるのに、なぜ教室に居られないのか?
• 「やる気」の問題ではなく、「脳の仕組み」として何が起きているのか?
専門的な視点でお子さんの日常と検査結果を照らし合わせ、「その子だけの生きやすさの説明書」を一緒に描き出すこと。それこそが、代官山やまびこクリニックが大切にしている役割です。
「なんだか育てにくい」「子どもがいつも苦しそう」
その違和感は、親御さんにしか気づけない大切なサインです。
お子さんが「この世界は、意外と生きやすい場所かもしれない」と思えるようになるために、是非、専門のクリニックをご活用ください。


