どうするゲーム依存!スマホ依存!!
お子さんが、学校にも行かず無気力な生活を送っている。一日中、ゲーム、スマホに耽っている。健康に良くないし、少しは勉強もさせたいと思い、時間を制限するよう厳しく言っているが聞く耳を持たない。それどころか、寝る時間も、食事の時間も惜しんでゲーム、スマホに夢中になっている。どうしたら良いのか。思春期のお子さんの親御さんから良く聞くお話しです。厳しくし過ぎると子どもは引きこもるようになるかも知れませんし、スマホを取り上げようとすれば暴力沙汰にもなりかねません。ゲーム、スマホがもとで警察を呼ばざるを得なくなることも。子どものゲーム依存、スマホ依存にどう向き合ったら良いのでしょうか。一人ひとり、事情は違いますし、一つの万能な答えがあるわけでもありません。それでも、誰にでも共通する大切なことがあるように思います。
お子さんが一日中スマホ、ゲームに耽っているのは何故か、お子さんの立場に立って考えてみたことはありますか。あなたは、お子さんが「好きだから一日中ゲームをやっているのでは、スマホが手放せないのでは!ゲーム依存、スマホ依存に違いない!」とお思いでしょうか。あなたのお子さんは、そんなにゲーム、スマホが好きでしょうか。私は、おそらくは、あなたのお子さんが、ゲームやスマホが好きでたまらないのではなく、手放すことができない別の事情、真の理由があるに違いないと思っています。そして、その理由ゆえ、おそらくは、ゲームやスマホを取り上げようとすることは、お子さんがゲームやスマホにしがみつこうとする結果を生み出す以外の効果はないでしょう。
この問題を解決しようと思うときに、主人公はお子さん自身であることを親御さんが理解できることが大切だと考えています。親御さんが、今までのご自身の不安や怒りに向き合い、一方でお子さんを理解しなおす取り組みを始めてみてはいかがでしょうか。